ボーンペップとはペプチドタンパク質の一種で卵黄から見つかった成分です。なかなか聞きなれないかもしれませんが、その特徴として名前の通り骨の成長を助ける役割を果たしていることが挙げられます。カルシムと一緒に摂取することによって、骨の成長を活性してくれる働きが高まり、骨の伸長・骨密度の向上・骨強度アップが期待できます。
ボーンペップは卵黄から発見された成分になります。精製方法としては卵黄（タンパク質）から脂質を取り除いたものを酵素処理してペプチドまで分解することのよって得られます。ちなみにペプチドとはタンパク質を分解して細かくなったものであり、さらにこのペプチドを分解することで得られるのがアミノ酸になります。
ボーンペップが発見されるきっかけは産卵から孵化までの成長の早さにあります。産卵からひよこになるまでの日数をご存知でしょうか？じつはたったの21日で孵化して卵がひよこになります。当然ながら卵に含まれる栄養素のみでひよこまで成長するわけですから、この非常に早い成長の秘密が卵に含まれる成分にあるのでは、ということで科学的に研究が進められてきました。研究の結果、卵の中でも特に卵黄に含まれるペプチド成分が骨の成長促進に関わっていることが分かりました。そこで、骨（bone）とペプチド（peptide）からボーンペップという名前が与えられました。
骨の成長や丈夫な骨作りのためには様々な要因が関わっていますが、特に欠かせない２大ポイントは、十分な栄養素の摂取と骨に適度な負荷をかける運動になります。
栄養素の中でもミネラルやビタミンといった成分は骨の健やかな成長や丈夫な骨作りには必要となります。皆さんもカルシウムが丈夫な骨には欠かせないことはよくご存知かと思います。このカルシウムとボーンペップを一緒に摂取することによって、骨の成長・骨密度の向上といった働きがより高められることとなります。その他に欠かせない栄養素としてはビタミンD、コラーゲンが挙げられます。美容成分としても有名なコラーゲンはいわば骨の枠組みとなるたんぱく質にあたり、お子さんの骨を丈夫にするのに欠かせないカルシウムやリンがつながる柱の役割を果たしてくれます。
お子さんの健やかな成長に欠かせない丈夫な骨作りの強い味方となってくれるボーンペップについてお伝えしました。この成分単体で摂取することよりも、カルシウムなどの相乗効果のある成分と一緒にお子さんに摂取させたいですね。
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